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男性外来
(男性更年期障害・
ED・男性不妊症)

男性外来とは?

男性外来男性外来とは、男性特有の心身の病気を対象に総合的にアプローチする医療分野です。
当院では、日本メンズヘルス医学会テストステロン治療認定医である院長の診療のもと、
性機能障害(ED)や男性の更年期障害の治療、男性不妊症検査などに対応しております。
男性特有のお悩みにはデリケートな部分も多いのですが、当院では一般内科と導線が分かれていないため、遠慮無くご相談いただけるよう配慮しております。
また、男性特有の不調には肥満や喫煙、ストレスなどが大きく影響を及ぼしている可能性があります。予防医学的な観点も含め、包括的にサポートしていきますので、お気軽にご来院ください。

男性更年期障害(LOH症候群)

男性更年期障害
(LOH症候群)とは?

男性更年期男性更年期障害(LOH症候群)とは、男性ホルモン(テストステロン)の低下やバランスの乱れによって生じる様々な症状を指します。

男性ホルモンは、胎児期に未分化性腺を男性に分化誘導し、思春期男性における二次性徴の発育促進作用を示すホルモンです。一般的に18〜19歳頃にピークを迎え、30歳代以降から穏やかに減少します。中高年男性で病気ではないのに、なんとなく不調、やる気が起きない、あちこちが痛い、眠れないなどの症状を自覚したら男性ホルモンの低下が原因かもしれません。

当院では、男性更年期の症状がある場合、検査と漢方治療は原則保険診療で対応いたします。自費診療となりますが男性ホルモン補充療法(外用剤、筋注)、プラセンタ注射、NMN点滴も取り扱っています。一人ひとりの症状やご希望に応じてご案内しますのでお気軽にご相談ください。

男性更年期障害
(LOH症候群)の症状

  • 集中力や記憶力が落ちた
  • なんとなく不安
  • イライラする
  • やる気が出ない
  • 気分が落ち込む
  • 眠れない
  • 性欲が出ない
  • 勃起不全
  • お腹が出てきた
  • 太りやすい
  • 疲れやすい
  • 筋力が落ちた
  • ひげが薄くなるなど体毛の変化
  • 汗が出る・ほてり
  • めまい・耳鳴り・頭痛
  • 肩こり・腰痛・関節痛
  • 動悸・息切れ
  • 頻尿

など

男性更年期障害の診察の流れ

血液中の男性ホルモン(テストステロン)の量を調べる検査をおこないます。また、男性更年期障害と似た症状を起こす病気が隠れていないか調べるために、複数の項目の検査をおこないます。

1診察

問診表をもとに医師が診察します。

2検査

血液中の男性ホルモン(テストステロン)の量を調べる検査をおこないます。また、男性更年期障害と似た症状を起こす病気が隠れていないか調べるために、複数の項目の検査をおこないます。ご不安な点がございましたら医師に直接ご相談ください。

3治療

患者様の症状やご要望に合わせて、医師が漢方薬、男性ホルモン補充療法(外用剤、筋注)、プラセンタ注射、NMN点滴など最適な治療法をご提案いたします。
※男性ホルモン補充療法、プラセンタ注射、NMN点滴は自費診療のご案内となります。

そのうつ病は
男性更年期障害かもしれません

男子更年期障害は
適切な治療で改善が見込めます

男性ホルモンの減少によって起こる「男性更年期障害(LOH症候群)」は、国内で約600万人が該当すると言われています。近年では、その原因のひとつに「ストレス」が深く関わっていることが分かってきました。
強いストレスが長く続くと、脳が精巣に対して男性ホルモン(テストステロン)を出すよう指令を出さなくなってしまい、ホルモンの分泌が減少してしまうのです。 現代はストレス社会と呼ばれるほど、心身に負荷がかかる環境にあります。男性更年期障害は、誰にでも起こりうる身近な病気です。 このような症状には、「気分が晴れない」「意欲がわかない」「疲れやすい」「眠れない」など、うつ病と非常によく似た特徴があります。そのため、企業で実施されるストレスチェックなどで高ストレスと判定され、心療内科を受診した際に「うつ病」と診断されるケースも少なくありません。しかし、一部の抗うつ薬には、男性ホルモンの分泌をさらに下げてしまう副作用があり、かえって症状が悪化する場合もあるため注意が必要です。
男性更年期障害かどうかは、保険適応の採血によるホルモン検査で簡単に確認することができます。
なんとなく不調が続く、うつ症状と診断されたが改善しない…といった方は、一度ホルモンの状態をチェックしてみることをおすすめします。

男性更年期の治療法

男性ホルモン補充療法(TRT)とは

テストステロン補充療法(TRT)は、加齢やストレス、病気などによって低下した男性ホルモン(テストステロン)を補う治療法です。主に注射や塗り薬を用いてホルモンを補充します。この治療により、筋肉量や骨密度の維持、性機能、気分や活力の改善、インスリン感受性の向上など、心身の健康にさまざまな副次的な効果も期待されます。ただし、すべての方に適応できるわけではなく、事前の検査で慎重な判断が必要です。
特に注意が必要なのは、進行した前立腺肥大や前立腺がんと診断されている方です。男性ホルモンの補充によって、これらの病状が悪化する可能性があるため、TRTは実施できません。当院では治療前に血液検査(PSA検査)を行い、前立腺がんの可能性を確認します。がんの疑いがある場合は、専門の医療機関をご紹介いたします。なお、もともと健康な方がTRTによって前立腺がんになるという報告はありません。
また、一部で「睡眠時無呼吸症候群の悪化」が指摘されていますが、これに関しては関連性が低いという研究結果が多くなっています。

TRTに伴う副作用について

代表的なものとして、以下が挙げられます

  • 肝機能の変化
  • 多血症(血液が濃くなる状態)
  • HDL(善玉)コレステロールの減少
  • ニキビや体毛の増加
  • 性欲の変化、乳房のふくらみ
  • 精巣機能の低下、男性不妊 など

ただし、適切な管理のもとでテストステロン値を調整すれば、リスクは最小限に抑えられます。治療中は定期的な検査と診察を行い、ホルモン値や副作用の有無をしっかりチェックしていきます。当院では、効果とリスクを丁寧にご説明し、患者様にご納得いただいた上で治療を行います。

ED(勃起不全・勃起障害)

ED(勃起不全・勃起障害)とは?

EDEDとはErectile Dysfunctionの略で、十分な勃起が得られないか、または勃起を維持できない状態が持続し、満足な性行為をおこなえないことを指します。現在日本では約1000万人以上の人がEDで悩んでいるといわれています。原因はさまざまで、動脈硬化の進行や神経の障害などで起こる器質性ED、精神的ストレスによる心因性ED、器質性EDと心因性EDが混在した混合性ED、その他薬の副作用による薬剤性EDなどに分けられます。

ED(勃起不全・勃起障害)の症状

  • 全く勃起しない
  • たまに勃起しない
  • 勃起するまで時間がかかる
  • 勃起しても柔らかい
  • 挿入中に中折れする
  • 性行為に対して不安がある
  • 性行為に満足できない

など

ED(勃起不全・勃起障害)の
診察の流れ

1問診・診察

医師による診察

2治療

患者様の症状やご要望に合わせて、生活習慣の見直し(食生活、運動療法、ストレス、禁煙)をご提案したり、お薬を処方いたします。

ED(勃起不全・勃起障害)の治療

当院では内服治療が中心となります。

パルデナフィル

服用のタイミング 性行為1時間前・空腹時が望ましい
効果発現時間 15〜30分
効果持続時間 5〜10時間
料金(20mg/1錠) 3,000円(税込)

バイアグラ

服用のタイミング 性行為1時間前・空腹時
効果発現時間 約30分
効果持続時間 5時間
料金(50mg/1枚) 1,800円(税込)

タダラフィル

服用のタイミング 性行為1時間前・食事の影響は受けない
効果発現時間 約1時間
効果持続時間 24〜36時間
料金(20mg/1錠) 1,500円(税込)

主な副作用

  • ほてり
  • 頭痛
  • 鼻づまり
  • 動悸
  • 目の充血
  • 胃の不快感
  • 下痢
  • めまい
  • 視覚異常

など

ED治療薬を
服用できない方・禁忌

  • アレルギーをお持ちの方
  • 重度の肝機能・腎機能障害のある方
  • 高血圧の方
  • 低血圧の方
  • 狭心症の方
  • 不整脈の方
  • 網膜色素変性症の方
  • 脳梗塞、脳出血、心筋梗塞の既往歴が6ヶ月以内にある方
  • アミオダロン塩酸塩を投与中の方
  • 硝酸剤または一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、硝酸イソソルビド、亜硝酸アミル、ニコランジル等)を投与中の方
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与中の方

持病をお持ちの方は服用できない場合がございます。ED治療薬の服用にあたっては必ず医師の診察を受けてください。現在お薬を服用されている方は、来院の際お薬または薬品名がわかるものを必ずお持ちください。

男性不妊症

男性不妊症とは?

男女診察男性不妊とは、不妊の原因が男性側に存在するものを指します。一般的に不妊に悩むカップルの不妊原因の約50%は男性側にあるといわれています。当院では、精液迅速検査機器を導入し、精子濃度や運動精子数に加え、精子の質を数値化し受精能力の判定にも使用されるSMI(精子運動性能指数)などをみることができます。詳しい採取方法などについては、来院時に説明しますのでご安心ください。

不妊でお悩みのカップルは決して少なくありません。不妊でお悩みの男性の方はもちろん、結婚前に精液を調べてほしいという方の来院も増えています。当院ではご自宅などで精液を採取してご持参いただいておりますので、恥ずかしがらずにお気軽にご相談ください。

男性不妊症の現状

不妊症の約50%は男性側にも原因があるとされ、男性の検査と治療の重要性が広く認識されるようになってきており、これは不妊治療において男性側の検査とケアが不可欠であることを示しています。 近年では、プレコンセプションケア(妊娠前の健康管理)や妊活ドックの普及により、男性自身も妊娠力への関心を持つようになりつつあります。
精液検査は、男性不妊の原因を明らかにするための基本的な検査です。当院では、患者様が気軽に受けられるよう、精液検査機器を導入し、早期発見と的確なサポートを行っています。

男性不妊症の診察の流れ

1診察

診察後、検査前の注意事項をご説明・採取容器をお渡しします。

2検査

検査前の準備
  • 禁欲期間は2〜7日が推奨されます
  • 発熱や感染症の症状がある場合は事前にご相談ください
  • 喫煙・飲酒は日常的に控えるようにしましょう
  • 服用中の薬がある場合は必ず申告してください
精液採取手順
  1. 採取前に手と陰部を清潔に洗浄する
  2. 清潔な状態でマスターベーションにより、精液を含む全量を採取する
    ※最初に出る精液(初精分)に最も多くの精子が含まれます。
    ※正確な結果を得るため、コンドームや潤滑剤の使用はお控えください。殺精子剤などが検査結果に影響を及ぼす場合があります。
  3. 採取後は、容器のふたをしっかりと閉めてください。

  4. 問診票に氏名・採取日時・禁欲期間などをご記入 ください。

  5. 採取後、速やかにご提出ください。

提出時の注意事項
  • 採取後は、なるべく4時間以内(可能であれば2時間以内)に受付へご提出ください。
  • 運搬時は、容器を胸ポケットなどに入れて、体温に近い温度(20〜37℃)を保つようにしてください。
  • 冷却や加熱は、検査結果に影響を及ぼす可能性があるため避けてください。

精液の質を高める・
精液量を増やすには?

生活習慣の見直し

精子の質は生活習慣に大きく左右されます。下記に該当する方は生活習慣を見直してみましょう。

  • 喫煙、過剰な飲酒をする
  • 日常生活での心理的ストレスを抱えている
  • 不規則な生活リズムで睡眠不足
  • 運動習慣がない
  • 日常的にパソコンを膝の上で操作するなどの作業を行っている
  • デスクワークなどで長時間座った姿勢でいる
  • サウナや焚火等、局部を温める行為が習慣としてある
  • 長期間禁欲している
    (精子濃度を高めますが、精子の運動率が低下します)
    ※WHOは2~5日の禁欲期間を推奨しています。

精液の質を高める・
精液量を増やす食べ物は?

  • ビタミンC・Eが豊富な野菜や果物:酸化ストレスを抑え、精子の老化を予防します。
  • カキや納豆などの亜鉛含有食品:男性ホルモンの合成に必要不可欠なミネラルです。
  • 青魚などのオメガ3脂肪酸を含む魚介類:精子の膜の柔軟性や運動性を向上させる効果があります。

サプリメントについて

葉酸、ビタミンB12、亜鉛など、普段の食生活から取りにくい栄養素において、サプリメント摂取による効果も期待出来ます。これらは精子数を増やすだけでなく、精子のDNAを損傷させない働きがあります。

注意点
  • 飽和脂肪酸が多く含まれる加工肉類(ファーストフード等)、トランス脂肪酸が多く含まれる甘い食べ物や飲料(ビスケット・甘い清涼飲料水等)などは、精子の質に悪影響をあたる恐れがあるので、過剰摂取はお控え下さい。
  • 精子は体調によって数値が大きく変化します。2週間、1カ月、3カ月後毎に、定期的に検査して様子を見ましょう。

精液検査における白血球と
pH検査の必要性

男性生殖器の慢性的な炎症状態は、男性不妊症の原因として一つの重要なファクターと言われています。精液中サンプルにおける白血球数の確認は、男性生殖器の炎症や感染の可能性がある患者を特定するのに役立ちます。

白血球数の増加について

WHO(世界保健機関)の2021年版マニュアルによると、精液中の過剰な白血球数は、感染症、精子の質低下、運動能力の低下と関連する可能性があると言われています。白血球の診断は、男性側の妊娠効果の評価において有用な所見であり、また男性における感染者約50%が無症状と言われているクラミジアや淋病などに対しても、抗生物質の効果により精液のパラメータと妊娠効果が改善される場合があります

精子のpHについて

精液のpHは、運動性及び精子数に影響を与える為、適正な範囲内に保つことにより、精子の正常な機能が確保できると言われています。一般的に高いpH(>8.0)は感染と関連していることが多く、低いpH(<7.2)は精嚢の閉塞のサインである可能性があります。よって不妊原因の一つとしてpHの評価を行うことで、特定の男性因子の診断と治療に役立つ可能性があります。

精液検査に白血球とpHのテストを含めることで、不妊原因の可能性をより追及することができます。また、無症候性の感染や炎症の治療は、精子の質と全体的な生殖能力を改善し妊娠率を向上させる効果があると言われています。
※FDA認証済み

参考)白血球とPH検査の必要性

精子運動解析装置
精子特性分析機
SQA-iO(MES社)

SQA-iO

当院では、院内で迅速に結果判定できる、最新型モデルSQA-iOを使用しております。 小規模のラボやクリニックにおいて、基本的な精子分析を簡便・効率的かつ正確に行うことを可能にした精子特性分析機です。

  • 言語:日本語選択によるレポートを作成いたします
  • 基準:WHO精液分析マニュアル第6版
  • 安全性:使い捨てのSQAキャピラリーで、安全・清潔に検査が可能
  • 迅速性:結果判定まで5分以内。日本語のレポート

製品に関する最新論文はこちら(PDF)

SEMEN ANALYSIS REPORT
精液分析レポートの見方

WHO精液分析ラボマニュアル第6版(2021年)による下限基準値

WHOの定める下限基準値とは「1年以内にパートナーが自然妊娠した男性の精液所見」をもとに、精液所見の低い下位5%を不妊の男性の境界線として下限基準値としているとされています。基準より高くても妊娠しにくい場合もあれば、低くても自然妊娠が成立することもあります。あくまで一つの指標として考慮するのがよいと考えます。

精液分析レポートの結果例はこちら(PDF)

SQA-iOでの
精子の判定基準

下限基準値
精子濃度 16×106/ml
運動率
(前進+非前進)
42%
前進運動率
(高速+低速)
30%
非前進運動率 1%
不動率 20%

*正常形態率:4%
*運動精子濃度:7×106/ml
*前進運動精子濃度(高速+低速):5×106/ml
*SQA-iOで表示される正常形態率は、精子の運動性から解析により算出された推定値になります。
正常形態率が4%未満でも、前進運動精子濃度やSMIが高ければあまり心配は要りません。
*運動精子濃度と前進運動精子濃度の下限基準値は小数点以下を四捨五入して整数値で表示しています。

用語解説と判定基準値

1mlの精液の中に存在する精子の数を精子濃度といい、動いている精子の濃度を運動精子濃度と呼びます。その中でもまっすぐ前に進む前進運動をしている精子の濃度は前進運動精子濃度と呼ばれ、受精に関与していると考えられる精子の濃度です。受精能力を予測する際に、運動精子濃度に精子速度も考慮して数値化したSMI値(Sperm Motility Index)や前進運動精子濃度を判定に使うケースも増えています。SMI値は、80以下:低 80-160:中 160以上:高に分類されます。
その判定の目安となる下限基準値は下記の通りです。

SQA-iOでの
精子の判定基準

下限基準値
SMI 80
前進運動精子濃度(×10/ml) 4.8
精子濃度
(10/ml)
80
前進運動率 32

*WHO(世界保健機関)の調査では、精子の運動性や濃度は体調やストレス等により大きく変わることがあるので、今回虚弱に分類されてしまった方でも喫煙、飲酒、睡眠不足、ストレスなどを減らし再検査を受けることで正常値を得られることもあるので、あまり心配せずに体調管理を心がけて再検査を受けることをお勧めします。

料金について

初診料 3,300円(税込)
再診料 1,650円(税込)
精子迅速検査 19,800円(税込)
再検査 15,800円(税込)