蛋白尿(尿の泡立ちが強い)
2025.08.26
蛋白尿とは?
トイレで尿をしたとき、いつも泡立ちが強いと感じることはありませんか?一度や二度なら問題ないこともありますが、毎回のように泡立つ場合は「蛋白尿」が疑われます。蛋白尿は腎臓のろ過機能に異常があるサインであり、腎臓病の早期発見に直結する重要な症状です。
蛋白尿が起こる仕組み
腎臓のフィルターである「糸球体」は、老廃物を尿に出しながら体に必要な成分は残す働きを持っています。通常、蛋白質は体に必要な栄養素なので尿に出ません。しかし、糸球体が炎症や障害を受けると蛋白が漏れ出し、尿に混じってしまいます。
蛋白尿の原因
• 糸球体腎炎(IgA腎症など)
• ネフローゼ症候群
• 糖尿病性腎症
• 高血圧性腎硬化症
• 一時的な蛋白尿(運動・発熱・脱水時)
一時的な蛋白尿は問題にならないことが多いですが、持続する場合は腎臓病の可能性が高く、放置できません。
放置するとどうなる?
蛋白尿は腎臓病が進行しているサインです。長期間放置すると慢性腎臓病(CKD)や腎不全に進行し、透析が必要になることもあります。初期の段階では症状がなくても、進行するとむくみや体重増加、倦怠感が現れてきます。
当院での検査・治療
• 尿検査(蛋白量・持続性の有無)
• 血液検査(クレアチニン・eGFR)
• 超音波検査
• 必要に応じて腎生検
原因に応じて食事・生活習慣改善、薬物療法を行います。
受診の目安
• 尿の泡立ちが強い状態が続く
• 健診で「尿蛋白あり」と指摘された
• むくみや血尿を伴っている
まとめ
蛋白尿は腎臓からのSOSサインです。症状がなくても健診で指摘されたら放置せず、早めに腎臓内科を受診しましょう。