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腎臓内科を受診していただきたい方へ~わかりやすいご説明~

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1. 尿検査で「異常があります」と言われたとき

皆さん、健診や病院の検査で「尿に蛋白が出ています」「尿潜血が出ています」と言われたことはありませんか?

尿に蛋白が出るのは、腎臓の“ろ過フィルター”が弱ってきているサインです。
一方で尿潜血とは、尿に赤血球が混じっている状態です。腎臓の毛細血管が傷んで血液が漏れている可能性があります。

一時的な場合もありますが、何度も繰り返すなら要注意です。腎臓病の始まりかもしれません。

2. 血液検査で「腎機能が下がっています」と言われたとき

血液検査の「クレアチニン」や「eGFR」という数字は、腎臓の働きを示しています。
eGFRは70以上が目安で、60を下回ると“慢性腎臓病”の可能性があります。

大事なのは「一度の数字」よりも「経過」です。
少しずつ下がっているのか、安定しているのか、背景に糖尿病や高血圧があるのか――。
これをきちんと調べるのが腎臓内科です。

3. 健診で「腎嚢胞があります」と言われたとき

人間ドックや超音波検査で「腎嚢胞(じんのうほう)」と呼ばれる袋状のものを指摘されることがあります。

特に両方の腎臓にたくさんある場合は、多発性嚢胞腎(ADPKD) という病気かもしれません。
この病気では腎臓だけでなく、血圧が上がったり、脳や肝臓に合併症が出たりすることもあるため、早めの受診が大切です。

4. 腎臓病を疑う症状があるとき

腎臓病は、初期にはほとんど症状が出ません。
でも、次のような変化があれば注意が必要です。
• 尿の泡立ちが強くなり、むくみが出てきた(ネフローゼ症候群の可能性)
• 風邪のあとに血尿が出て、尿が減ってきた(急性腎炎の可能性)
• 濃い血尿が出て、疲れやすく息切れもある(進行の早い腎炎の可能性)
• 目に見える赤い尿が出た(腎炎・結石・腫瘍などの可能性)

こうした症状がある場合は、自己判断せず早めに腎臓内科を受診してください。

まとめ

腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、悪くなっても自覚症状が出にくい臓器です。
健診で異常を指摘されたり、尿や体調に変化を感じたら――。
どうぞ早めに腎臓内科を受診してください。

私たち専門医が、一人ひとりに合った検査と治療で、腎臓を守るお手伝い致します。